ダメマシンクリニック49【コインロッカー:表示失調】
2016-10-14


みなさまこんばんは!

去年も夏の後に突然冬が来たような印象でしたが、今年もがくっと気温が落ちましたね。ぴりりと冷たい空気は結構好きです。一風毎に散る落ち葉、特に桜のは踏むとかすかに香り立つので町歩きが楽しくなります。

さて、今週の今週のダメマシンクリニックはこちら、横浜市営地下鉄桜木町駅、改札外のコインロッカーです。

ダメマシンクリニック49【コインロッカー】

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コイン専用で、以前ご紹介した「ダメマシンクリニック07【Suica対応コインロッカー:視野狭窄および特殊事情過敏の疑い】」ほどの混乱は見られませんが、大きな追加表示がされています。

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詳しく見て見ましょう。
1:注意書(使用可能時間)
電車が止まると使えないこと、預かり期限が3日であることが示されています。野毛あたりで梯子して終電逃すと荷物も出せなくなってしまう、、ちょっと辛いですね。

使用時間は電車が止まると入れないコンコース上にあることから、3日間は不審物の監視からでしょうか。いずれにしましても、マシンの仕様ではなく、運用の都合から定められたものと拝されます。これは「このロッカー特有の条件」ですから、利用者は知らないものとして考えなければ成らないでしょう。
従いまして、マシンへのダメ出しではありませんが、加療が必要と判断します。

ところで、みなさまは待ち合わせをする時、事前に細かく決めてらっしゃいますか?携帯電話の無かった頃のように「15分来なかったら先に行く」とか「1時間以上遅れる時は馴染みの店に電話する」とか、、このような約束をされてる方はぐっと少ないと思います。今は、何かあったらラインやメッセンジャーですよね。

また、テレビの視聴スタイルはどうでしょう。放送時間に間に合うように帰る、というのも楽しみではありますが、録画やタイムシフト放送、コンテンツによってはオンデマンドを利用されてる方の方が多いと思います。

これらはほんの一部ではありますが、今の各種情報へのアクセスは「随時」「即時」そして「遠隔」が普通なのですね。「いつでも気になったことが比較的簡単に判る」ことが前提の暮らしになってきている、といってよいでしょう。

その感覚から、このコインロッカーの表示に書かれた情報を見ますと、、
・利用開始時に知らなくてはならない =非随時
・この場所でのみ確認できる     =非遠隔
・知りたい時に知ることが出来ない  =非即時
となり、不便を感じさせる伝達方法となっています。


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