人間の根幹に関わる皆が等しく使用する部屋の設計について、ぜひ全国規模でデザインを見直していただきたく、力一杯要望いたします。
その部屋とは外出先のトイレです。
子連れで外出する際、大変役に立つのがこちらの「ベビーキープ」と言われる椅子のような形をした器具です。
近年この器具の設置が進んだおかけで、幼子と二人連れでもトイレが利用でき、外出が安心になりました。
ただ、その設置位置が、大変問題です。
多くのベビーキープが扉のとなり、しかも容易にカギに手が届く場所に設置されています。
暇を持て余した幼児に遊んでくださいと言わんばかりの場所です。
言葉にするまでもないですが、親はその時かなり無防備な状態ですので、制止することもできず、ゆっくりと扉が開いていくのを情けない気持ちで見守るしかない状況です。
こんなことでは安心してトイレを利用できません。
腹立たしいのは、このベビーキープを設置したことで、このトイレがまるで「子育てに優しい配慮」をしているかのような顔をしていることです。
さらに、このような配置をなされて入りトイレが、比較的新しい施設でも散見されるのも如何なものかと思っています。
誰が何のためにどんな状況で使うのか、利用者のことを想像せずに、トイレという使用頻度の高い施設がデザインされ続けていることに悲しい思いをしています。
これは1年前の写真です。
写っているのは同一人物です。
悲惨なのは、ロックの仕組みです。
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