天の井桁
2009-09-30


禺画像]
東大寺大仏殿の天井です。こうして見上げてみますと、なるほど「天の井桁」なのだと納得しますね。

以前もご紹介しましたが、飛鳥時代の仏教建築は下から見上げた時に最も美しく見えるよう設計されているそうです。
この天井も、低い天井の格子と高い天井の格子のサイズを変えて、一様に等しく見えるようになっています。

それは美しいだけでなく、「あまねく等しい」というメッセージも込められているように感じました。
一つ一つに意味が込められていてなお簡素、様式美とはそういうことなのかも知れませんね。

過去記事:下から見上げる
[URL]
[デザイン]
[旅]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット