自動思考
2009-04-01


禺画像]
認知療法は心に伴う病の治療法です。その認知療法に、重要な概念のひとつとして「自動思考」があります。専門家ではありませんので詳しく申し上げられませんが、「何かの切掛けで自動的に想起する考え」と思っていいようです。

例えば、仕事がら雨天の休みのときだけ大好きな映画を観ることが出来る、という経験を繰り返していると、「曇り空を見ていると映画が観たくなる」という条件反射のようなものが出来てきます。

ピッチャーが投げた球に一瞬で反応して、バットを出すかどうか判断し、さらに体全体を上手く使って球を捉える、というようなことも自動思考だそうです。心だけでなく身体の機能全体に対して「思考」と捉えているのが実際的ですね。

さて、インターフェイスをデザインする際にも、この反射的な行動を伴う「自動思考」は大切な考え方ですね。使う方が「自然に使えた」と感じる背景には自動思考が働くからです。
また、自動思考が成立する前と後では、表すべき情報の質が大きく異なります。これはなかなか難しいテーマです。私たちがどのように経験を知識として学んでいくのか、、これを丁寧にひもといていく努力がいっそう必要ですね。
[感覚]
[仕組み]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット