みなさまおはようございます!
もう先週のことですが、春一番が吹きましたね。今年も様々なものを吹き飛ばしながら、ごうごうと春がやってきております。何時の頃からか嵐の季節となりましたが、それでも春はやはり気分がいいです。
そして今日は初の「プレミアムフライデー」。乗せられて浮かれてみるのもいいかも、なんて。
さて、今週のダメマシンクリニックはこちら、都内ホテルのラウンジに設置されたトイレの折り畳み式のドアです。現場に居合わせたKさんから「これ、絶対間違うよ」とご指摘頂きました。
Kさん、ありがとうございます!
トイレの内側からみた所です。ドアに縦長のバーが付けられていますね。写真だとわかりづらいのですが、上から見た時に「くの字」に折れるようにして開閉するタイプで、内側からは押し開ける必要があります。
縦長のバーは一般的に「引く」操作を誘引します。
形態がもつ操作を促す情報を「アフォーダンス」と呼びますが、このバーのアフォーダンス(引く操作の誘引)とも正しい操作(押す)が正反対ですね。
設置者もその点は把握していた様で、正しい操作方法の表示が付加されています。
もうお分かりですよね。バーの形が操作方法に合いません。
【診断】
操作にかかわる形態そのものに誤りがありますので「誤形」と診断します。
また、形態のアフォーダンス(引く)と、表示内容(押す)が干渉(前回・前々回参照)していますので「干渉障害」を併記します。
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