ダメマシンクリニック25【駅地下の駐車場発券機:表示失調】
2016-04-22


なお、上の前例ではクレームアレルギーの注意を併記しましたが、今回はそこまでではないとみておきます。


【処方】

では、処方です。
表示をより明確な「文字」に変更して操作ボタンを明示します。

処方01:応急処置
応急処置(追加表示)は以下の様にするのがよいでしょう。
追加の表示(1)を消す。
もともとあるイラストを隠すように「発券ボタン」を表示。

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発券ボタンのすぐ上にイラストがありますが、かすれてしまいましたので思い切って「上書き」してしまいましょう。

「ボタン」の存在自体がそれを押す動作を誘引します。この心理作用は弱いものですが、迷った時の優先順位は高いです。今回のようにボタンが一つしかなくそれを押せば良いという状況では、ボタンの存在をはっきりさせることが良いのです。


処方02:治療
前例もあわせますと、発券ボタンの視認性が問題になりやすいと捉え、以下の様な処置をされるとよいでしょう。
・「発券ボタン」を大きくする。
・ボタン上に「発券」の明確な表示の追加。

ここでひとつ考慮されるのは、発券ボタンを押さずに自動で発券される場合です。その場合は「発券」の表示はない方が良いので、発光表示が採用されているのかもしれません。そこまで含めますと、ボタン上の文字は光らなくても視認可能であり、かつ発光させて目立たせる、という形が良いでしょう。


ダメを憎んでマシンを憎まず。
ダメマシンクリニックからは以上です!


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