ボタンストローク
2013-04-25


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80代の父母が使っている電子レンジのスタートボタンが壊れました。使用頻度が高いので不思議ではありませんが、そこに気を使っているはずの日本製としては少し早い気がしました。
そう言えば、先日はウォシュレットのボタンが壊れまして、これは10年使用したので気には留めなかったのですが、同時に設置した私たちの方は問題なく使えています。
もしかして、、と思って確認して見ますと、テレビのリモコンボタンも利かなくなって買い替えていますし、洗面所のプッシュ式の照明ボタンも一つ壊れていました。

暫く観察してみますと、お年寄りですので押す力は弱いのですが、丁寧にしっかり押し込む癖がついているようで、それが繰り返されて物理的に無理が出てしまった、と見受けられました。
昔のプッシュホンやレジスターを思い出せば、「押しボタン」は機械式でストロークと抗力の大きなものだった事が想起されます。

そういえば、この世代は感圧式タッチパネルとの相性がよかった事を思いだしました。解像度も感度も低い感圧式の方が、丁寧にぐっと押し込む所作が身に付いた方には丁度よかったんですね。

科学的に正しい数値は判りませんが、30代より後に接した「操作感覚」は、それ以前に慣れ親しんだものとの関連がないと難しく感じられ、また、それを模したものは差違に気をつけなければならない、と言えるのでしょう。(UIを考える前提としては当然な話でしたね)
[デザイン]
[感覚]

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