空気の質感
2012-01-24


禺画像]
窓から遠くのビルやその向こうの空を眺めていますと、空気の質感といいますか、透明性の背後にある存在感が、確かにあると感じられます。

宇宙空間で撮影されたものと、透明度は高くても空気中で撮影されたものの陰影では、やはり異なって感じます。目に届く光から、恐らくはその乱れと変色と減退を「空気感」といわれるものとして識別しているのでしょうね。

幽玄な景色と言いますが、空気の濃密なフィルター越しに広がる世界に、目には見えないけれど存在するものへの憧れを見ているように思います。
そのUIで言えば「周辺情報」にこそ、エモーショナルな何かが潜んでいるからでしょうね。

(写真は伊豆の葛城山から見た富士山です)
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