LAGUIOLE(ライヨール)ナイフ二挺
2011-10-18


LAGUIOLE(ライヨール)型のフォールディングナイフです。
LAGUIOLEはソムリエナイフとして特に有名ですが、こちらのスタイルが原型だそうです。

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この曲ったエンドがなんともいえない雰囲気です。女性の脚線美がモチーフとも言われていますが、原型は牛の骨だそうですよ。刃の根本が微妙に凹曲線になっているのも農具らしさを留めていて、ここかしこに道具の出自の痕跡が感じられるのもいいですね。

このナイフ、はじめて刃物を美しいと思い、当時の私としてはかなり奮発して手に入れたものでした。それが5年ほど前に紛失。家の中や出先、よく歩く所を探し歩いたのに出てこなかったものが、昨日突然あるはずのない所から出てきました。不思議だなぁ。。

ところで、購入時に知ったのですが、デザインはフィリップ・スタルクForge de Laguiole社製です。
200年ほど前にフランスのLAGUIOLE村で、スペインのそれに触発されて作られ始めたというナイフで、ある程度の様式が決まっていて、製造しているメーカーも複数あるそうですが、やはり作り手によって雰囲気もイメージも大分異なってきます。

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同じForge de Laguiole社のペーパーナイフと。

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刃の台座に「蜂」の飾りがあるのも特徴です。スタルクデザインはシンプルな抽象型になっています。(これもあとで知りましたが、もともとは蜂を模した台形だったので、こちらの方が伝統的なイメージに近いそうです)

長く愛されているだけあって、見た目の美しさ、手に持った時の感触、機能性、、とても素晴らしい逸品です。こういうデザインがしたいですね!
[デザイン]

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