Zapf展
2011-09-22


先日のお休みに、西麻布「le bain(ル・ベイン)」で行われている「Zapf展」を観てきました。

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以前ここで紹介させて頂いた「フォントのふしぎ」の著者、小林章さんが主催者に名を連ねていまして、この本のファンのSさんが教えて下さいました。

ツァップご夫妻はともにカリグラフィーの大家でありフォントデザインの巨匠であります。そのカリグラフィーの作品、スケッチ、フォントデザインのドキュメント、監修した印刷物など約50点、コンパクトながら充実した展示でした。

特に印象に残ったのがボールペンのカリグラフィー、30年代の活版印刷本、そして小林さんと共同で製作したデジタルフォントの修正指示書です。

ボールペンのは、黒と赤でのびのびとアルファベットが書かれていて、ボールペンの柔らかいラインの美しさが際立っています。

30年代の活版印刷は何と言う紙なのでしょう、上質な厚手のクロッキーのような紙に1枚ずつ手で刷られたと思われるものです。冒頭の黒地に繊細で力強い文字が白抜きされたものの、そのベタの切れ味にうなってしまいました。

修正指示書は、プリントされた文字にヘルマン・ツァップさんが小林さんあてに指示を書かれたものですが、それがもう何とも言えない味があってずっと眺めていたかったです。

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修正指示に「BRAVO AKIRA!」の文字が!(写真がぼけててすみません)

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ヘルマン・ツァップさん。

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グドルン・ツァップさん。

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小林さんがフォントの世界に見入られる切掛となった「ALPHABET STORIES by Hermann Zapf」も図録と一緒に入手しました!
眺めているとなんともいい気分になる本です。

Zapf展は25日まで。お薦めです!

「ヘルマン・ツァップ&グドルン・ツァップ カリグラフィーの世界」
9月13日(火)〜9月25日(日)11:00〜19:00 最終日16:00まで
港区西麻布ギャラリー ル・ベイン  入場料1,000円

Sさん、ありがとうございました!
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