歩道橋と百日紅
2011-08-12


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昨日今日あたりが今年の暑さのピークだったそうですね。確かに今日は本当に暑く、数分歩くだけで体力が奪われて行くのを実感しました。
そんな中、夏らしい百日紅の紅がとても綺麗でした。

植物の枝の出し方の特徴は樹姿に現れて、遠くからでも枝の出し方で樹種が判るようになります。百日紅は幹がくねくねと曲り、新梢(しんしょう・今年伸びた枝のことです)は真直ぐ天をめざし、先端に花をつけます。しかし、木質は柔らかく重みで自然なカーブを描きます。
この緩く曲った枝が太って固い幹となり、翌年また新梢を伸ばすことから、幹はくねくねと曲って行くんですね。真直ぐ行ける所まで進んで花をつけ、次の機会でまた真直ぐと進む。
このあっけらかんとした枝の出し方が私はなんとも言えず好きなんです。
同じような枝の出し方に梅があります。梅はもう少し木質が硬いので、樹姿も厳しさがありますね。

斜張橋の美しいフォルムと百日紅の枝ぶりに、暑さの中ひときわ存在感のある重力を感じてしまいました。

さて、明日から21日までお休みを頂きます。
今年はスタジオの引越準備を兼ねて、10年来の棚卸しをしようと思っています。
皆さま、素敵な夏をお過ごし下さい!
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