黒船にのって
2010-12-09


年末のご挨拶回りで沢山の方とお話させて頂いています。
その中で何度か出てきたキーワード、「黒船」。

既存のビジネスドメインを越えて、安価で自由で強力なコンペティターがずかずかとやってきて市場を席巻して行く姿は、まさに「黒船」でしょう。

黒船が暗喩するものは、フリー、クラウド、ソーシャル、プラットフォーム、、。
既存ドメインの中を効率化するITは日本も先頭集団でしたが、ITバブルの後の革新が起きる場所には残念ながらなりませんでしたね。
(光造形しかり、失われたアドバンテージが各分野で深刻な影を落としているようです)

その「黒船」ですが、日本だけが一方的に飲み込まれているのではなく、世界のあちこちで同時に起きていることですね。
持てるものを使って「どう闘うか」ではなく、「どう乗って行くか」なのは間違いないでしょう。

例えば多様な発展途上国におけるソーシャルビジネスは、日本のきめ細かい市場最適化の(ノウハウというより)気質が有利かもしれません。
また農業や製造業の苦境と奮闘に代表される日本のローカルの抱える課題とその解決は、喝采をもって迎えられる事もあるのでは、、と思います。

また、ガラパゴスのような日本の特異性を逆手にとった商品開発も国内に留まらず展開して行くストーリーを期待しています。
[言葉]
[未来]

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