経験のデザイン
2008-11-25


UIのデザインで重要な事はいくつもあるのですが、今日話題になったのは「経験をデザインする」ということでした。スペックが変らなくても、使う経験が魅力的なものになる、ということの価値についてです。

この点は、アイフォンが市場に受け入れられてから随分と理解して頂けるようになりました。また、グーグルのような言語ベースのシンプルなインターフェイスの魅力も実感出来るようになりました。

話が変わりますが、かつてエアコンのデザインは限りなく透明なものを目処していました。事実、姿を見せないように設置するタイプは一定のシェアがあります。一方で形が作る空間の印象を大切にしている(ように見える)ものもありますね。特に暖房器具は、その形の印象はとても大切です。

現在の様々な機器のUIのうち、技術的な制約で表面に現れているものはどんどん見えなくなって行くでしょう。それでも表に現れて、私たちに関わる部分の核はどのようなものになるでしょうか?
それはもしかしたら、暖房機器における「使い勝手を通したあたたかさ」の感覚のように、その機器を使用することによって得られる価値をダイレクトに感じられる経験なのかもしれません。
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