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先日ご紹介した「紅茶スパイ」は、中国からお茶を生きたまま盗み出すお話でした。
生きたままのお茶とはつまり種と苗ですね。その種と苗は「ウォードの箱」で運ばれました。過酷な船便で「生きたまま」運ぶためには必須の技術です。
現在「テラリウム」として売られているものの原型ですね。(市販のものは開口部が大きくて、ウォードの箱になっていないものも多いです)
密閉されたガラス瓶の中では、土と少量の水に光さえあれば植物が自給自足して生き延びる、ということが19世紀初頭、ロンドンのウォードによって発見、実証されました。
この発見の影響は絶大で、世界中の商業的価値のある植物が海を渡り、産業構造を激変させました。そのひとつが「紅茶スパイ」に詳しく紹介されています。
話は飛びますが、レコードからCDになった時、曲そのものの作り方が変わったと聞きますね。
レコードは針を下ろしてから上げるまでの間を、ひとつの世界観として表現する事が出来、聴く側もじっくりとそれを味わう以外ありませんでした。曲の途中で針を上げ下げするなんて野蛮きわまりなかったのですから。
しかしCDならすぐスキップ出来てしまいます。盤の交換も簡単です。そうして飽きられて飛ばされないように曲の始まりに「サビ」が入るようになった、というお話です。
最近の音楽、ゲームなどはオンライン化によってまた変革の時を迎えているそうです。
これはコンテンツとプラットフォームという関係ですが、デザインがデータ化されて直接使用者の3Dプリンターで出力される事が連想され、「容れ物」というものが、未来に大きく関わっている事を思ってしまいますね。デザインもまた、変革の時なのでしょう。
ウォードの箱:
[URL]ウォードの箱
過去記事:プラントハンターの仕事「紅茶スパイ」
[URL]
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